仕事と晩飯とその他

日記です。

「本」が共通の話題になりにくい

よく「最近の若い奴は本を読まん」みたいな論調があるが、周りの同世代(40前後)の人間と話をしていて、情けなくなるぐらい本を読んでいない(自分も)という事実に頻繁にぶち当たっている。

「本」の話題が共通の話題にならない感じ。具体的に例を挙げるのは難しいが、例えば「<A href=http://www.amazon.co.jp/>ハリーポッター</A>」大流行に対して「<A href=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4566023710/>指輪物語</A>も面白いヨ」と言っても同世代に通じないし、逆にこちらは「ハリー」を読んでない、なんだか微妙にかみ合わない、そんな感じ。

あるいはテレビドラマで「<A href=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4151101012/>アルジャーノンに花束を</A>」が始まったのについて小説がどうこう言ってもリアクションがなかったり、小説ではないが北朝鮮拉致事件に絡んでテリー伊藤の「<A href=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796609679/>お笑い北朝鮮</A>」の話をしても通じなかったり。逆に「<A href=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062649802/>五体不満足</A>」(古いか)や「<A href=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062100584/>だからあなたも生き抜いて</A>」とか読んでないからかみ合わないし。

オレを含めて手の届く範囲の人間が特に本を読んでいない、というよりは、お互いある程度読んではいるけど偏ってしまって、酒の席でのネタになりにくい雰囲気、を感じる。逆に酒の席でそういう話をしたがる奴は文学か政治かに偏ってるし。詩の話とかされてもねえ。ああ、あと、本来なら学生のうちに読んどくべきだった本、やっぱりバブル期に就職した連中はそういうのが欠落してんのかなあ。

まあ、普通の本の売れ方ってのを見てると、文学なんてのは非常にニッチなものだと実感する。と、同時に、ベストセラーと呼ばれる本ですら、テレビの一般性に比べると偏っているというこの現実。まずはこの現実をしっかり認識しないと。