仕事と晩飯とその他

日記です。

今年の個人的な一冊

今年の個人的な一冊。

苦しんで覚えるC言語

苦しんで覚えるC言語

この歳(51歳です)になってC言語の入門書を読めてよかった(いや、実際にそれで何か作るとかはしないけど)。「遅いよ!」と思うけど、同時に「ここで読まなかったら一生読まなかったかも」とも思う。読まなくてもPHPとかSQLとか使ってるのは楽しいんだけど、読んだらもっと楽しくなった。タイトルと違って本当の意味で「面白くてためになる」本。価値は価格の何倍もある。まだ二周しかしていない。もう一度か二度は読むはず。

今年はついに、いわゆる「物語としての小説」は、ある特定の条件のもの以外は一切読まなかった。そういえば再読しようとワクワクしながらダウンロードした“A Voyage to Arcturus”も手付かず。本当に久々に勧められて読もうかと思ったマルローの『人間の条件』は品切重版未定のようで古本か図書館での入手が面倒なので未読。

極個人的な変化以降、ある種の感受性が絶滅してしまった感じがあり、物語から何かの力を受けるということが無くなった。必然として小説を読まなくなっている。読まなければ読まないで特に問題もない。量は減っても文字は読んでるし、昨年あたりから「仕事と絡めて読む(目を通す、かなあ)」は増えている。けど、小説は無いな。

そろそろ、「くたばる前に何をしておくか」を考えつつ、「生き延びた時=ヨボヨボになってもできることは何か」を模索しております。どうやら自分は、僅かな思い入れも残っているのでなんとなく哀しいけれど、読書でも映画鑑賞でも音楽鑑賞でも美術館巡りでもなさそうです。