仕事と晩飯とその他

日記です。

意外なところから話を聞く

FBFの「客注専門取次」の件で、意外なところから具体的な展開について。

書店からの注文について情報とモノの流れは以下のようになっている(伝票という形でモノに付随する情報の流れは省略)。

●通常の流れの大枠
情報:書店→取次→出版社→倉庫
モノ:倉庫→取次→書店

○出版社への電話注文など
情報:書店→出版社→倉庫
モノ:倉庫→取次→書店

○倉庫が短冊を回収している場合など
情報:書店→取次→倉庫→出版社→倉庫
モノ:倉庫→取次→書店

○計画搬入(シフト)など
情報:書店→取次→出版社→倉庫
モノ:倉庫→取次→書店

○直受注(商品付き) 
情報:書店→出版社(→取次)→倉庫
モノ:倉庫→取次→書店

○直受注(新方式) ※取次に在庫があった場合
情報:書店→出版社→取次
モノ:取次→書店

○直受注(新方式) ※取次に在庫がなかった場合
情報:書店→出版社→取次→出版社→倉庫
モノ:倉庫→取次→書店

○一部の倉庫で取り組んでいる新しい流れ
情報:書店→取次→倉庫(→出版社)
モノ:倉庫→取次→書店

●取次の物流倉庫に在庫がある場合 ※現状、最速
情報:書店→取次(→出版社)
モノ:取次→書店

で、これを変えようという話らしい。

当たり前の話だが、情報についてもモノについても、途中を省く、もしくは、途中をスルーする、ということでないと物流の速度は上げられない。現状の最速よりも速い流れのためには倉庫がカギになりそうだ。

そんな話をツラツラと。

そういえば先日のA社の説明会でも倉庫とのEDIが話題にのぼっていた。時代の方向性ということなんだろう。うまく回すためにはスケールメリットが重要になる。当然、協業ということも視野に入れる必要がある。同時に、力関係というかいわゆる「政治」的な話も。倉庫業界大手のS図書、小口発送が得意なW流通、EDIに熱心なO紙業などなどはすぐにでも始められるはず。業界全体のバランスの中でそこまで踏み込むのか否か。

キナ臭い。

非常に面白い。