仕事と晩飯とその他

日記です。

やり始めたからこそ見えてきたこと

金曜日のJPO近刊情報センター普及促進SWGの集まりはテーマがやや絞り込みきれず散漫な感じになってしまったが、自分としては自分の考えの修正も含め多くの収穫があった。

まず最初の収穫は、「やり始めたからこそ見えてきたことがある」ということ。データの精度にやや信頼性が欠けるのではないかという話題に対しての沢辺さんの、「今までも適当だったのが、こういうことを始めたからようやく見えるようになったんじゃないのか」という発言に大きくうなずく。

まさにそういうことだ。ドットコムも通った(今でもそこでつまずいたりするわけだが)道だ。

以前にも似た話があった。近刊情報を事前に提供するようになって社内の業務フローを見直すことができるようになったという話。これも、やり始めたことによって今まで見えてこなかった(見ようとしなかった?)ボトルネックがあらわになったということでもある。

見えてきた問題をどう解決するかは変わらず課題としてあるのだが、見えていない(見ようとしない)状態と比べると雲泥の差がある。ITの世界で一昔前に言われた「ビジネス・プロセス・リエンジニアリング」の機会が生まれるわけだ。これは大きい。

もうひとつの個人的な収穫は、参加者拡大のための方策が実は明確に二つに分けられることがわかったこと。ひとつはもちろん直接・間接的な働きかけ、もうひとつは、(主に受信者側の)利用のためのネックとなっているデータの精度そのものの改善。

自分としては既にそちらを意識し始めていたのだが、昨日の話でその方向は間違っていないことを(密かに)確信した。

とはいえ、あの場ではもちろん直接的・間接的な働きかけの方法についてもう少し突っ込む出来ではあったと思う。思うが、自分の関心は精度の改善のほうに向かい始めている(いや、もちろん、働きかけのほうもやるけど)。

既にドットコム会議でも提案し採用されたが、分類の「見える化」は是非、推し進めたい。それと平行して、新たな分類についてもやはり提案したいと考えている。これは他(の支援システム)ができない付加価値になりうる。こういうことこそドットコムでやらずにどこがやるんだ。などと意気込んでみる。

さらにひとつ、これはちょっと細かい話なのだが、最初に話が振られた某大手から出てきた修正等が発生した場合の周知の徹底と情報交換・公開の方法について。メールの件などは「そんなの社内で何とかしろよ」は、まったく正論ではあると思うが、ニーズがあるということはチャンスもあるということ。「広報誌に代わるもの」に付随すべきサービスがそこにあるように思う。多分、そういうことだ。

とはいえ、ベースとなる某サイトがマルウェア警告を受けている状態だとあまり余計なことも出来ず。なんというか、やや心配ではある。