仕事と晩飯とその他

日記です。

Cコードで分類には無理があるなあ

趣味と実益のAPIだが、API公開のほうも読み込んだXMLを使ってどうこうのほうも停滞気味。理由のひとつはCコード。んー、皆さん自由過ぎる。それとは別に広報誌に対応した分類もあるのだが、こちらは入れてくれていないところも多い(特に大手)。Cコードの一桁目で確定できる児童書、二桁目でいける文庫・新書・コミック・学参あたりはいいんだけど、問題はそれ以外。それと、Cコードそのものに無理がある分類も見受けられる。「心理学」の中に「占い」が含まれているのだが、そのせいで心理学の専門書と占い本が混在している。そこに実用書の健康に分類されるべき内容のものや心理ゲームみたいなものも。少なくとも「(学問としての)心理学」と、「占い」「心理ゲーム」「(実用書としての)メンタルヘルス」あたりは別にしないと使えない。それとCコードでは「資格試験」という分類ができない(これは広報誌の分類にはあり)、さらに言うと「日本文学」みたいなくくりはあるが、そこに古典文学もライトノベルスも含まれてしまうのは無理がある。できれば「古典文学」「小説・ノベルス」みたいな分類が欲しい。小説の中で純文学とミステリーとファンタジー・SFを分けてくれとかそこまでは思わないけど。

んー、自分で触ってみてよくわかったのは「分類が肝だ」ってこと。今のままでは正直あまり使えない。

広報誌の分類で32種類あるが、もう少しまとめてもよさそうだ。分けやすいのは、文庫・新書・コミック・児童書・学参、ちょっと頑張れば、語学・理工書(ただし心理学を除く)、問題は人文・社会科学系と文学と円たティンメントと実用書とビジネス書のカオス。特にビジネス書と実用書は広報誌の分類に対しても各出版社のスタンスが揃っていない。

問題の根本的な解決にはつながらないが、Cコード・JPO分類(広報誌準拠)の分類例を公開するのはよさそうだ。こういうのこそネットで公開して各社の基準について少しでも統一を図るべきだろう(いや、もちろん、ISBNの手引きに載ってるんだけど、皆Cコードつける時にいちいち見ないと思うんだよな。社内のどこにあるか知らない担当者も少なくないのでは)。それと、「心理学」と「占い・心理ゲーム・心の健康」については分けたほうがいいなあ。Cコードには空き番があるから改めて提案するということも可能かも。相談してみよう。

そういえば空き番は使用付加なんだけど使ってる社がいた。しかも知り合い(泣)。今度指摘しておこう。

版元ドットコムのアクセスランキングじゃないが、こうやって全件をチェックして明らかにおかしい番号や変な情報はそのつど指摘すると言うのも大事なんじゃないかなあ。JPOのスタンスとしては「情報の責任は出版社でセンターはあくまでスルー」だし、それはそれで運営としては正しいと思うけど、ボランティアベースでもいいから「正しい(もしくは使いやすい)情報にするための活動」があってもいいような気がする。というかそれがないと情報の質は向上しないし、Googleやアマゾンに対抗するなら(オレはそのつもりだけど)、そこが肝心なんじゃないかと思う。

全件データ見ると色々頭がクラクラする。某大手の「デフォルトB5」はわかるけど、文庫とか新書のデフォルト値は変えてもいいんじゃね?

まあ、そんなレベルだってことがわかったのは収穫。やるべきことは増えてる。