イベント前のメモ3:業界はどこまで縮むか
出版業界はどこまで縮小するか
・返品率四割なんだから現状の六割まで縮小したらちょうどいい?
→さすがにそんな単純な話ではないけど、まずはそこから考えてみよう
・新刊が半減しても過去の遺産はそうそう簡単に減らない。
・そもそも新刊半減なんて可能か?
・点数か、それとも刷部数か
・点数を減らしても、全部が確実に売れるとは限らない、刷部数を減らしても刷った分全てを売りつくせるとは限らない
→どちらにせよ売上を減らさずに実現するのは今までと同じ方法論(編集制作も販促も流通も)では無理かも
・過去のロングセラーを見捨てるか? →無理
・前提として、出版社はどれぐらい「新刊」に依存しているのか?
・そもそも「新刊」とは何か
・常備の功罪
・総量規制と営業企画(矛盾?)
・返品は必要悪?
・買切でも直取引でも潰れます。
・トータルの物流を減らすには時間がかかる(逆にかからないようなら崩壊状態では)
・ネットや電子書籍の影響も当然出てくる
・さて、では、いったいどこまで縮小するのか(もうちょい詳しい試算は別途)
点数を減らすためにはコストの削減が不可欠
・大手の泥沼=大部数を刷らないと利益が出せない=諸々のコストを大量生産によるコスト圧縮で吸収している状態=これこそが本当の意味での自転車操業
・総量規制は渡りに船?
・返品減のメリットはせいぜい返品作業の手間が省けるぐらいと思っていた書店はインペナ契約でインセンティブを得た段階から大きく変化する。そしてその結果として大きく返品が減ると、今度は改めて返品業務の無駄を復活させたくないと考える(はず)
・規模が小さいと返品減のメリットはあまりない(書店も出版社も)
・物流コストの削減は規模があってこそ。取次はもう戻れない(し、戻らない)。
・リストラ必至、給与水準も変わる?(中小零細は既にそこ削れない)
・出版は昔から機能を分散(外部委託)しながらやってきた。
・機能を集める方向とさらに分散する方向に分かれながらしばらく進む
・自分は最終的には集める方向が少しずつ伸びてくると見ている。なぜなら旧来の方向で煮詰まっている以上、同じやり方が維持されるとは考えにくいから
・できる範囲でできること(このあたりでITは非常に重要)
・合従連衡の可能性、系列化?