仕事と晩飯とその他

日記です。

有料と無料、『傷だらけの店長』

ひさしぶりのINC。

無料が原則のメディア(ラジオもテレビもネットも)と有料のパッケージ(有形無形問わず)とがどう共存していくかという問題なんだと自分的には再度整理。大騒ぎになっている電子書籍は有料のパッケージなわけで、そういう意味ではネットとの競合は避けられないとオレは思う。

電子だ紙だ問わず「何を読むのか」と真剣に考えた時に「評価の定まった昔の名作(いわゆる古典)」と思ってしまうオレが保守的なのだろうか。

町の書店の閉店までを描いた物語『傷だらけの店長』(PARCO出版から7月発売予定)をどう売るか。ああ、そうだよ、<a href="http://bit.ly/cpPExb">『石塚さん、書店営業にきました』</a>の時もどうやって売ろうかああだこうだ相談して「出版業界をめざしている学生にも読んでもらえるようになると裾野が広がっていいよね」って話になった。でも、『キズテン(傷だらけの店長)』は書店員志望者が読むにはきついかもなあ。出版社の人間が書店の現状を知るために読むのはありか。まあ、でも業界読み物的な位置付けから脱却するためにはもう少し普遍的な「時代の中で変容する町の小売の物語」として読まれることかなあ。そうなると、書店のネットワーク(別にインターネットとは限らない)の中で取り上げられることが重要かも。そうなると新聞かなあ。朝日が効果ありそうだなあ。