仕事と晩飯とその他

日記です。

泥舟に乗ってます。

自分の生活基盤だから無くなると困るが、それでも文化がうんちゃらから言えば今の出版業界が無くなったところで代替は必ず生まれるだろうと思っている。

自分がそこに絡めるか、絡むべきかどうかは別。その辺はとてもドライに割り切っているし、今の泥舟が完全に沈没するまでは必死であがこうとは思う。「今の出版社は変わらなきゃ」って応援してくれるヒトが沢山いるけど、今の出版社が変わらなければ代わりが出てくるだけ。それでいいんじゃないかと本気で思っている。

別に悲観的なわけでもなくて、「向こう岸までたどり着けるかどうかなんて、たどり着いてみないとわからねえ」という、ある意味あんまり前が見えてないから少し幸せでもあったりする感じ。なんか泥舟に乗ってるヒトにはわかってもらえると思ってる(甘いか)。

業者の声がでかいみたいなこと言う人も沢山いるけど、どうかなあ。業者の声なんて普段はとても小さいよ。声がでかいのは横で見てる人たちじゃないのかなあ。そういう人たちを昔は「傍観者」とか「評論家」って呼んだんだ。業者が本気で声を上げた時ってのはもう断末魔に近いんだよ、悲鳴だよ悲鳴。悲鳴だから理性を失って聞こえる、それだけのことだと思いますよ。