水曜の朝は大雨だった。

水曜、駅までのチャリは上下のカッパを着て。フードをかぶらないで背中にたらしていたら水が溜まっていた。脱いでかばんに入れてから電車。会社の最寄り駅に着いてから、ちょっと迷いつつ、カッパの上だけ着用。傘をさして外に出る。失敗した。カッパの下も着けるべきだった。会社までの道のりでズボンと靴がぐしょぐしょに。

来客。遠方より書店さん。彼もまた大雨にやられて。会議スペースがふさがっていたので仕事机の前で諸々。立地のこと、客層のこと、店内の商品構成のこと、宣伝のこと、集客のこと。新聞の購読部数が減っていることで以前と同じ枚数の折込を実施すると地域が拡散してしまうという話に唸る。新聞のことを考えると常にマスを意識してしまうが折込は地域を絞った便利な媒体。今のところ、代わりはない。ネットに過剰な期待は禁物。集客及び新規顧客へのアピールのための媒体がないという状況はキツイだろう。しかも競合は厳しい。そしてクルマ社会。クルマに乗っている間は本は読めない。

一時間ほど話した。二人で色々考えた結果、ウチの商品で顧客層に見合ったものはあまりないという結論に。逆にぴったりの社が思いついたので薦めたのだが「先代、親父なんですが、その社とちょっとあったみたいで、他のジャンルも置いてないんですよ。そんなのどうでもいいと思うんですけど」とのこと。そりゃどうにもならんでしょう。

クルマの話が出たのでオーディオブックの可能性について少し意見を聞いてみた。どうかな、という感じ。少なくとも昔のカセットテープの「朗読」はダメでしょ、とのこと。そうだよなあ。そりゃそうだ。

来客が帰る頃、雨は小降りになっていた。よかった。