仕事と晩飯とその他

日記です。

紙の本について色々考えたので懺悔録を読もう

紙の本について色々考えてみるということをネットでやるというなんともよく考えるとおかしなねじれっぷりなわけで、終わってみると「ああ、本が読みたい」とそんな気持ちに。
もう我慢ならんということで楽しみにしていた沼正三の『<a href="http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-7808-0125-5.html">懺悔録 我は如何にしてマゾヒストとなりし乎</a>』に紀伊國屋年末感謝の会でもらったブックカバーをかけ通勤電車で読もうとしたが……、やはり読めん。電車の中で読むには面白過ぎる。『路傍の石』でこれだけ盛り上がるとは……、だめだ、これは電車では読めない。と言いつつ、倉庫に行く途中の空いている車内で読み進める。面白がって読み進めるうち、なんと言うこともないところで裏にある本気がドロッとこぼれ出る。おちゃらけではないのだ。周囲から滑稽に見えるか否かなど微塵も関係ないのだ。
やはり、この本、電車では読めない。このおかしさも悲しさも理解されないもどかしさも、もっと真剣に読まなければ味わえない。

どうやら思っていた以上に骨のある本のようだ。ますます楽しみだ。