仕事と晩飯とその他

日記です。

非メモ書きの効能と老人力

ずーっとメモを取らない派だった。メモを取らなくても覚えている話で無ければ結局自分に残らない、という言い訳だったが、要は面倒だっただけだ。中学高校の頃もほとんどノートを取らない生徒だったせいもある。覚えることはその場で覚える。記憶力が悪くなかったせいもあると思うが、そんなことをしていたせいで曖昧なまま覚えてしまったことも多かった。反省点ではある。

書類の整理では、一年経っても再び目を通すことの無い書類は原則的に不要だ、という極意を聞いてから片付けられるようになった。そう、書類の類はぜんぜん捨てられない奴だったのだ。たまにまとめて捨てる以外は。

非メモ書きの効能として、言っちゃいけない話は忘れてしまう、という利点があることを発見した。単に記憶力が落ちただけなのだが、言ってはいけない話はヒントになるメモも取らないから本当に忘れてしまうのだ。便利だ。

なるほど! これが「老人力」ということか。

『<a href="http://www.amazon.co.jp/dp/4480036717/">老人力</a>』

と、言いつつ、実は上記の本は読んでいない。単行本が売れまくっている時、仕事でお邪魔した筑摩書房で田中さんが嬉しそうに「これが売れてるんだよ」と言っていたのを思い出す。老人力が、今のオレには必要なのか。そろそろ読んでみるか。

にしても赤瀬川原平、やっぱすごいな。