仕事と晩飯とその他

日記です。

ペアで、関連で、塊で、

一球入魂というかひとつの商品に全力投球というか、それはそれで美しいとは思うが、商売として考えると「それがこけた時」のリスクが怖い。
だから、ペアで、関連で、塊で、売る。保険の意味だけではなく、読み物であれば読む順番を提示したり学習系であれば学ぶ順序を示すことは読者の利益にも合致している。売りたいがためだけの強弁というわけではない。上下巻とかはもちろんだが、他にもそういう組み合わせは多数ある。そしてそういう組み合わせを多く持っていると数字も読めるし楽になる。そういう組み合わせが失われると再構築するのが大変なので現状を維持することが重要な仕事になる。足の早い新刊をさばくのは正直簡単なのだが、新刊と既刊の組み合わせを売行きに影響があるほどのボリュームに育てていくのは、言うほど簡単ではない。というか実はかなり難しい。出版業界でも一発屋と言える商品は多々あるがその影響を会社を支えるための売上として持続させていくことができなかった社は沢山ある。
うん、まあでも出版は色んな意味で商売じゃないひとも沢山いる業界なのでどうでもいいかな。オレは商売だと思ってるからそういうことばかり考えているけど。