仕事と晩飯とその他

日記です。

水をかい出しながら必死でこいでいくボロ舟

ついこの前までは新品同様に思えたのに、気がつくと浸水ばかりでかい出してもかい出しても船底に水が溜まるようなボロ舟に私たちは乗っているのではないかと思うことがあるのです。必死で水をかい出していると漕ぐこともできず前に進めない。前に進むために必死で漕いでいると水びたしで船足も落ちる。悪い夢のようではある。追い風に帆を広げ軽快に進んでいた頃が懐かしい。
などと思って、実はそんな時期などなかったことに今さらながら気がついた。
そう、今も昔も、造りの甘い水漏れだらけの船に僕らは乗っている。ちょっと追い風の時は帆を上げて水をかい出す暇もあったが、風が無くなれば漕がなきゃいけないから水をかい出す暇が無くなった、ただそれだけの話だということか。
何もかも難しい。