仕事と晩飯とその他

日記です。

机の上と本の感想

先々週ぐらいからかな、机の上、PC・モニター・キーボード・マウス+マウスパッド、見本や参考図書数冊と交換したハードディスクとOffice2007の箱、デスクマットの下に挟んだメモ、のみ。書類は基本的に毎日片付けて次の日に持ち越さないようにしている。ごく一部資料として残すものは引き出しへ。

机の上に書類が積まれていないのは素晴らしい。DALE CARNEGIE の「奴隷になる本」、じゃなかった、“HOW TO STOP WORRYING AND START LIVING”に書いてあった幾つかの良いことのうちのひとつを実践してみた。さすがに奴隷商人側の理屈がよくわかるだけの本ではないな。

ちなみに“HOW TO WIN FRIENDS & INFLUENCE PEOPLE”(『人を動かす』)は、オレの中では「詐欺師になる本」。うるせえ労組の連中黙らせるのに家族から攻めろとか実務的なアイディア盛り沢山。多分、本筋と違う意味で泣けた。

“THINK AND GROW RICH”は読み始めたばかりなのでまだなんとも言えないが、今のところの雰囲気は「裏付けの無いポジティブ・シンキング銭ゲバ養成本」といった感じか。やはりこれも DALE CARNEGIE の著作と同様、違う意味での必読感が強く漂ってくる。

そんなに文句があるなら読むなよ、と思われそうだが、そうではない。腹は立つのだが、これはこれでとても勉強になるのだ。『金持ち父さん、貧乏父さん』を読んだ時とほとんど同じ感じ。同じ金持ちと貧乏人の話でも『金魂巻』に魂の奥底を揺さぶられるオレのような人間は自己啓発本何冊読んでも結局それに感化されることはないんだろうと思う。シニカルだとかひねくれているとかじゃなくてさ。逆にそのあたりの本読んで「金持ちの非道さ」もしくは「俗物根性」みたいなもんって、みんなちょっとは感じないのかなあ。どうなんだろ。

ともかく、本来の読み取り方とは違うのだろうとは思うが、この手の本は面白い。もっと前に読んでおいても良かった。

うーん、でももしかすると「面白さ」を感じ始めてるってことは、ちょっと感化されつつあるのかなあ。なんか要らん「気づき」つうか「割り切り」みたいなもんを得てしまいそうなそんな予感も無いわけではないし。