仕事と晩飯とその他

日記です。

細かいことのメモ

宿にニホンカモシカの剥製。「カモシカってこんなに怖かったのか」とは、子どもの感想。
以前に行ったことのある秋芳洞との比較。子どもはさすがに覚えていないようだが。とにかく観光客の数が違う。観光洞として公開されている鍾乳洞自体は秋芳洞のほうが広くて大きい。珍しい鍾乳石などの見所も秋芳洞のほうが多い。逆に龍泉洞はあまり観光化されていない感じが悪くない。最大の見所である深い地底湖の透明度だが、地震の影響は残念。龍泉洞のもうひとつの売り物と思われる高低差のある垂直に伸びる洞内を一気に上る階段、さっき見えた地底湖があんなに下に、というのはなかなか良かった。それにしても洞内の階段や通路の工事、大変だったろうなあ。二回目に入った時はそのことばかり気になった。プロジェクトXだな。
観光客の数が違うので周囲の施設は少なめ。とは言ってもお土産も買えるし食事もできるので充分ではあるが。徐々に寂れている感じと新しく頑張っている感じが同居している状態。クルマ以外の交通の便がもう少しいいと違うんだろうけどなあ。岩泉線に昼過ぎに乗ってその日のうちに東京に帰れるダイヤが組まれていないというのは痛い。
秋芳洞と違って近くに石切り場が無いようで、石製品の土産物がほとんど無かった。
観光客は地元の人が多いのかなあ。クルマか団体の観光バスで来ている人がほとんどのようだ。岩泉駅からの送迎は二組。帰りの盛岡行きバスも三組ぐらい? 駐車場は無料。
ヘルメットライトで洞窟探検気分が味わえる氷渡洞と日本最大級の安家洞は龍泉洞よりさらに観光客が少ないらしい。
子どもの頃に行った旭川のそばの当麻鍾乳洞、二十歳過ぎてから家族で行った沖縄の玉泉洞、5年ほど前に行った山口の秋芳洞、今年は岩手の龍泉洞。妻は「来年は高知の龍河洞か、それともまた秋芳洞か」と言っているが、子どもとオレは「日原鍾乳洞はどうか?」と言っている。
往路の山田線と岩泉線は鉄オタと思しき若者多数。静かに車窓の外の風景を見つめたり撮影したり。皆いい機材持ってんなあ。飛びぬけてすごいカメラを持って熱心にメモ書きしていた彼はライターっぽかった。復路のバスに乗った別の若者はバスオタだろうか。こんなに長い路線バスは珍しいのかもしれない。
いちご煮、初めて食べた。
岩泉町は本州でいちばん広い町だそうだ。水と海産物と乳製品での町おこしの中心に龍泉洞がある。