仕事と晩飯とその他

日記です。

すみません。金、捨ててました。

広告の件で代理店と打ち合わせ。すごく価値のあるいい資料を見せてくれたので数値をおっかけながらふんふん言って見ていた。

まったく突然、何かがつながった。約一年半やってきたことが紛れもなく完璧なピンボケだったことに気がついてしまった。

オレはバカだ。

媒体だけでなく枠の大きさや枠ならではの限定条件が効果に影響を及ぼすのは当たり前の話だ。枠や媒体だけでなく広告そのものの表現がどうこうも当然。さらに前提としてタイミングを合わせた販促(商材を店に並べておくとか)やそこに至るまでの露出の繰り返しとか、とにかく程度の問題はあれ、ある程度きちんとやるべきことはやっていないわけではない。それでも効果がないのは商品そのものの力なのか、それともまだ手を付けていない秘密の何かがあるのか。

そんなことではなかったのだ。ピカッとわかった。商品のせいにしようとしていたオレが恥ずかしい。

要は媒体とその枠の特性にウチの商品が合っていないということなのだ。そんなはずがないと思いたいのは思いたいが、よくよく考えると当然過ぎるほどの当然で面白くもなんともない結論であった。

こんなことに気がつかずにぶつぶつ言いながら約1年半もこの状態を続けていたのか。

正直、金捨ててた。会社にも会社の皆さんにも本当に申し訳ない。代理店の人間にも悪かった。効果がある筈なんて最初からなかったのに「どうしてですかねえ〜」とか抜かしてたオレの間抜けっぷりを思って赤面。

それにしても気がついてよかった。

そしてその事実に気がついたのとほぼ同時に、他での反省に基づいて出稿を復活させた某媒体の真の重要性もはっきりと理解できた。あっちは明らかに向いているのだ。向いている理由も明確だ。広告担当になって何年だろう、やっと、媒体毎の特性とそれに見合った商材について自分なりにスカッと道筋が見えた気がする。数年前に某媒体について「これは合ってないんだな」とわかったとき以上の衝撃。

しかも、これは社内的に完全に共有できるだけでなくどの出版社の商材についてもほぼ同じことが言えそうだ。というかその話で代理店の人間としばらく盛り上がった。かなり核心を突いているものと思われる。

さて、これがわかったところでこれをどううまく利用するか。広告のコンセプトは次で実験。うまくいけばそれ以降はもう一捻りできる。問題は媒体か。そっちは難題だな。