仕事と晩飯とその他

日記です。

ジュンクのコンピュータ書売場を見てきた

王子の作業が早めに終わったんで池袋まで歩いてジュンクのコンピュータ書の棚を見た。コン販研分類、今でもしっかりとボウズに表示されてますな。

現場見て気がついたこと。

●どちらに分類すべきかわからない本があり、結果的に同じ棚に並ぶべき本に違う分類がされてしまうことがある。
例:XMLの本は問題ないとして、XMLデータベースの本はXMLの分類なのかそれともデータベースの分類なのか?
→昔もそうだった。逆に言うとこうした分類の若干の混乱を乗り越え、そのジャンルの本を求める人のニーズにあった棚を作ることができる書店が売上を伸ばしていた。有名な店がありました。そういうお店はコン販研分類に頼るのではなく参考として使っていた。

●かたくなに表示しない出版社もある。
例:省略
→老舗がね、なんか非協力的なんだよね。どうしてかね。

これらも踏まえた上でこれから出版社主導で新書の分類表を作ると仮定した場合の留意点が見えてくる。

1.老舗と大手を巻き込む
 コンピュータ書は新興ジャンルだった。それに対する老舗とは理工書。新書の分類をどうこうするとなると老舗代表は岩波、大手代表は講談社か。
2.誰でも自由に使えるようにする。
 出版社はもちろん、書店でも取次でも図書館でもご自由にお使い下さいでないと難しい。
3.分類はゆるめに。
 単一の分類では収まりきらない本というのは必ずある。分類そのものをゆるめに設定し判断が分かれる場合があること、その場合は書店の判断を生かして欲しいということを前提としておきたい。
4.分類はコードで。
 日本語の分類表記ではなくコードにしておきたい。将来的に商品管理にも使いやすい(特に出版社)。
5.ボウズに表示。
 やっぱりこれは便利。

ここまで真剣に考えてから<a href="http://shinshomap.info/search.php">新書マップ</a>の存在を思い出しました。あれのカテゴライズってそのまま使えんじゃないの。32のテーマで1000ちょいの分類。

新書マップには色んなとこが関わってたはずだけど、関係者の皆さん、どうですかね、ITの活用をWebに限定せずリアルに生かしてみませんか。情報を提供されている大手出版社の皆さん、リアル書店の店頭活性化にこれを活用したいと思いませんか?

弊社は零細だし新書も出してないんでお願いしかできないんだけどね。

ああ、もどかしい。