仕事と晩飯とその他

日記です。

紙の本を売るためのIT

ああ、山本義隆の新作『<a href="http://www.amazon.co.jp/dp/4622072866">一六世紀文化革命</a>』活版印刷の草創期、まさに「出版」の勃興期を活写した一冊。薄い出版論とか吹っ飛ぶのは必死。ていうか『磁力と重力の発見』でも科学技術の革命を牽引した「出版」の話は滅茶苦茶面白かった。いつ買おうかなあ。買ったら絶対読み耽って他のこと何もしなくなりそう。

それにしてもインターネットの発明は活版印刷技術に匹敵する大発明なのではないかという気もする。だからこそ、この革命的な技術を旧来の出版や放送などのメディアと同列に捉えること自体がもう違うんじゃないかってことなんですが、どうでしょう。

まあ、個人的な意見だが、メディアとしてのネットやITにはあまり興味が無くて、紙の本を売るための手段としてのITに物凄く興味があります。オレだけかな。

今日のセミナーはNET21の田中さん。データの話が行き着く先には今までの営業スタイルの変化があって欲しいと願い続けているのだが、やっぱり「ヒトとヒトとのつながり」かあ。なんか色々と考えさせられるものがあった。面白かったけど。共同仕入もベストセラーではなくロングセラーに取り組んだ段階で世界が変わる気がするんだよなあ。もちろん難しいのは承知で言ってんだけどね。

飲まずに帰宅。「いつもより早いじゃん」とのこと。うむ。