仕事と晩飯とその他

日記です。

タグをひたすら書く。

ひたすら、と言ってもさほどの分量ではないが、久しぶりにHTMLのタグを一所懸命に書く。途中で飽きてもめげずに書く。後になってから「ああ、あれはそうしておけば一括で置換できたのであった」などと思うが、後戻りがきかない状態でそんなことに気がついてももうどうしようもないので諦めてただただタグを書く。本当に大した量ではないので結局は終わる。充実感まったく無し。

久しぶりに画像を加工しようと思うがうまくいかず。ソフトの使い方が、とかではなく、USBで接続できないとかそんな感じの引っ掛かり方。面倒くせえなあ、コンピューターとその周辺機器。オーディオ機器やゲーム関連の完成度と比べると気になる、先日もクラモトさんとそんな話をしていた。ここに来て思うのは、やはりパソコンを使うのは少数派だということ。いや、仕事で使うことはあってもプライベートでは、という意味で。インターネットの情報は個別に分類されたニッチな集団に対しての訴求力は強いが、メジャーな方向性とはやはり違うものを向いている気がする。来年度の広告計画とも関連するが、マスに対する働きかけとニッチに対する働きかけをどの媒体を使ってやるか、ということを考えると、出版物の宣伝において新聞はやはり外せない媒体なんだろうと思う。もちろん予算の問題も大きいが。さらに新聞でもサンヤツの情報量では潜在的な需要を喚起するまでに至らないという気がする。だから来年は半五で、と思っていたら、他社の同様に考えているらしい。同じところにたどり着くというのは考え方の筋道としては間違っていないが、そこから抜け出すところにまでは至っていない、ということなのだろう。凡庸の壁、か。

インプレスが山渓を買った。買収してはいないが三修社にも出資していたはず。出版はそう遠くない将来、イギリスやアメリカで起こったような統合化が行われるだろう。メーカーは多過ぎるし、小さ過ぎる。机一つあれば、という商売だったのは幻想で、もうすぐ机一つでは済まなくなる。いや、アウトソーシングしているから気がついていないだけで、実はもう既に出版はシステムに乗らなければ成立しなくなり始めている。その中で独自のルールで頑張っている社の工夫には頭が下がるが、たとえそういう社であっても今後の流れの中ではシステムに乗るという選択肢は否定するべきではないと思う。ある意味において独自の流通を極めていた学研ですら、今はシステムの中に組み込まれるべく歩み寄っている。

『The Cider House Rules』、ようやく333ページ。先はまだまだ長い。