仕事と晩飯とその他

日記です。

王子での出会い。

酩酊に自分の身体と精神が追いつけなくなっている。

王子では棚の担当者だけでなく、先日のシンポの件のNさんや同じく所沢のIさん、その他、出版社関連は多数。オンライン書店も一部来ていたらしいが遭遇せず。返品のデータの件でH川さんに話を聞こうと思ったらチャンスを逃してしまった。でも個店別データの件では別のところから収穫あり。早くバケットでの返品を受け付けるように倉庫にお願いせねば。Nさんから「皆さんもお越しですか?」と何の邪気もなく聞かれたのが悲しい。ドットコムの皆さんは王子祭りには来ません。酔っ払って詰められなかったが「倉庫の共同利用」にはそれを前提とした「取次流通在庫の共同活用」が含まれるんだなあ。弊社の場合は「取次の流通倉庫に在庫がある」は生命線と言っても過言ではない。というより、棚で回転させるつもりなら取次の流通倉庫での在庫は必須。自動発注対策ももちろん。来年完成予定の新らしい物流センターではEDIが前提となるらしい。ウチは辛うじて間に合いそうだが、他はどうなのか。

帰りのバスで思う。出版社が多過ぎるってのは本音だと思う。オレは本屋で働いていたのでそれについて何の疑問も感じたこともなかったが、確かに「出版社による寡占状態が進んでいるジャンル」のほうがやりやすいのも事実。今の書店ではジャンルによっては追加発注なんて有り得ないのではないだろうか。出版の多様性を維持するために多数の出版社が必要なのかどうか。現状を考えるとマイナス面があることも否定できないのではないか。

世の中には「本好き」がけっこう多い。が、読んでる本の出版社を聞くとメジャーな出版社ばかり、というヒトが多かったりする。編集者であれ、ライターであれ。結局、「買う側の立場」になるとそんなもんだったりするわけで、それを踏まえてもう一度自分達の出版活動を考えてみるべきかも知れない。

※注 但し、中には「マイナーな出版社しか眼中にない」ぐらいの「本好き」がいることも事実。ただ、そういうヒトの多くは「図書館」や「古書」に関心が多く向いているようだ。