パリス・ヒルトン。

金曜の夜にMTVで『パリス・ヒルトンの Making of 蝋人形の館』というのを放映していた。さほど真剣に見ていなかったのだが、パリス・ヒルトンのあんまりな言動に目が離せなくなった。もう途中から共演者ひきまくってるし。彼女の演技についてのコメントもなんとも言えない感じだし。ホテルに2万ドル忘れそうになったり誕生パーティーでボディーガードが見つからなくてパニクってたり。だいたい、主役はパリス・ヒルトンじゃないのにパリス・ヒルトンがメインのメイキングって……。故ナンシー関が、骨のある娘っ子を見ると「女子プロレスラーになってはくれまいか」と声をかけたくなる、と書いていたが、故ナンシー関がパリス・ヒルトンのヒールっぷりを見たら両手を合わせて拝んでいたんではないかと思う。なんか日本のいんちきセレブとかが可愛らしく思えるぐらい、ある意味、本物しか醸し出せない何かがブラウン管の向こうから漂ってきた。いや、不快ではあったが。