仕事と晩飯とその他

日記です。

本は売れるし出版は儲かる。

午前中は取引先に持っていく資料やらなんやら作ったり合間にメールを読んだり書いたり電話したり電話受けたり。注文の電話とかも受けてますよ。オンライン受注にしてからますます電話減ったけど。この時期は採用でまとまった数の注文が入ったりするので電話受けるのは結構楽しい。もう少し前の時期だと「採用検討用に無料の見本をよこせ」といった大学の先生からの電話が多くてうんざりなんだが。ちなみに弊社では「採用検討用の無料見本はお出ししておりません」。本は金出して買うもんなので、(広告営業用を除けば)無料の見本は基本的にはなるべくお出ししません。中には言えばタダでもらえるもんだと思ってる先生とかいるからな、まったく。

連絡関係はだいたい片付いたし、補足資料やリストなども作り終えて送信まで。3月の後編に向けた作業が進んでいないのが苦しいところだが、まずまずの仕事量か。

で、夕方は某オンライン書店のマスターの件で某取次へ。直前に作った在庫情報をフロッピーに入れて持参。よろしくお願いします。

会社に戻って気がついたのだが、他のオンライン書店でもマスターの問題はある。そっちもやらねば。

某所の日誌で軽くぐったり。売らないことの言い訳ばっかり。もしかして、本気で売ろうと思っても売れないかもと思っているからあえて売らないという選択をしているのか? 売りたくない出版社は自費出版モデルか広告モデルか補助金モデルのどれかを考えるべきじゃないかな。NHKみたいな半ば公共事業のような出版社。国会図書館が出版も始めて各社に仕事割り振るとかさ。

本は読もうと思った誰かの手に渡って初めて生まれる。

オレはそう思うんだ。だから、本を作るのと同様に本を売るってのは素晴らしい仕事だと本気で思ってんだ。本屋でも取次でも出版社の営業でも全く同様に。作りっぱなしで倉庫で眠って最後はあっさり捨てられて、それじゃあんまりだ。

作りたい本だけ作って売る気の全くない出版社に選ばれちゃった著者も気の毒だよな。もっと真剣に売ろうって気のある出版社から出したら売れたかもしれなかったのに。

広告モデルと自費出版モデルと補助金モデル。商業出版というビジネスモデルはそれらとは違い、内容に対して価値を認め直接的な対価を設定する、というものなのだと思う。とても難しいが、一番わかりやすくて誇り高いモデルなんじゃないかな。どうだろうか。