感想文(ちょっとネタバレあり)
愛蔵版が既に買ってあったので『ライオンと魔女』を読む。途中ほかの事しながら2時間弱。子供の頃読んだ記憶がないなあ。『さいごの戦い』しか読んでないのかなあ。この辺(岩波や福音館の箱入り愛蔵版)は図書館で端から読んでったのだが、ナルニアは読んでないのかなあ。それすら覚えてない。
それはともかく、映画がとてもよくできている、ということを改めて確認した。本は視点が限定されているのに対し、映画は同時進行の出来事をうまく進めている。原作にないエピソードの要不要は読んでから観るか観てから読むかで分かれそうだが、ピーターの成長に説得力を与えている気がする。
ファンタジーの導入は重要だよなあ、と思うが、ハリー・ポッターや指輪物語の後はラクなんだろうなあ。
でも、映画でのタムナスさんとの出会いは妻も私もどきどきしながら見ていた。タムナスさんの怪しさ、尋常ではない。怪しすぎる。姿かたちや表情はもちろんだが一挙手一投足まで怪しくないところがない。魔女の悪さ(魔女も悪くないところが一つもないぐらい悪だった)もグッときたが、タムナスさんの怪しさは後で誰かに言いたくなるぐらいのレベルであった。あれ、絶対ついてっちゃまずいよ。子供に「知らないヒトについてっちゃダメ」ってレベルの怪しさじゃないって。