仕事と晩飯とその他

日記です。

テト攻勢

どうやら旧正月ぐらいから従来はサブに甘んじていたジャンルがはっきりと伸び始めている。増刷のタイミングとあわせて告知を続けていたのがうまくはまり始めたようだ。弊社のジャンルも新興・参入組など入り乱れパイは拡大しながらも弊社の取り分は食われているような状態だったのだが……。反攻開始、となるかどうか。予断は許さないが他とぶつかりにくいところだけに力の入れようによっては、という気がする。散々だった一月の販売成績ではあるが、最後の最後に希望が見えてきた。

営業が出す企画は自社の核となる商品の性格であったり社としての特徴や強みであったりを見つめ直すような、つまり読者に対しても改めて問いかけを行うような企画であるべきだと思うのです。その企画が売れても売れなくても、編集も営業も自社の立ち位置というものをしっかりと確認できるだけでもそれは意味がある。何が言いたいかというと、自社の従来の企画がしっかりと把握できなければそれはアイディアの垂れ流しにしかならないのではないか、ということなんですが。思いつきが企画になり企画が本になる過程でもう少し考えるべきかな、と。いや、考えちゃうと何も出せなくなる、というご意見もあるかもしれませんが。

英語に翻訳された日本のMANGA、多読教材としてはサイドリーダーの比じゃないぐらい「とっつきやすい」ですな。しかも、文化的な下地も共有できるわけで日本発のグローバリゼーションとも言えますな。そのうちピカチュウとかも日本による文化の侵略の尖兵として非難されたりするのだろうか。それはともかく、PodcastとMANGAは語学学習のスタイルを変えるかも。ちなみにジャパニメーションもありだとは思いますが、アニメになると急に敷居が高くなるのは何でだろう。これはやはり「映画を字幕無しで観るのは意外と難しい」というところと同じで、どんどん話が進んでしまう映像の場合はそのペースについていくのが難しいからだろう。で、何度も繰り返すのであれば映像がついていない方が集中できるのだ。そういう意味では音声教材はやっぱ不滅だねえ。で、日本人はやはり自分も含めて英語は苦手。だから英語の教材で英語を勉強したいのはやまやまだが、どうしても日本語の教材も必須ですな。今年は英語がブームになりそうなのでこれからも数点ヒットが出そうな気がします。普通に考えるとやっぱ幻冬舎かなあ。岩波とか筑摩もありか。