仕事と晩飯とその他

日記です。

悪魔の飽食

タカギから電話がかかってきてある程度の背景が判明。オレが黒かったのだろうか。いや、そうとも言えんとは思うが。オレの予想よりもう少しクレイジーでなおかつバカなポイントがあったらしい。にしても昔の友人もオレもタカギも皆イカレてるようだ。お互い40なんだからもう少ししっかりと地に足をつけて生きんとなと日々思うのだが。不惑、なんだよな。なっとくいかない、が。

オレは酒は酔うために飲むので何でも良いのだ。安い酒も高い酒も全く同様に飲む。まずい酒もうまい酒も同様。グルマンとか飽食とか、オレには納得いかん。出されたものはまずくても食うし飲む。昔からそう。だって、どうせ小便もしくはゲロになるんだぜ。だからオレは安い酒。発泡酒バンザイ。

とか言ってるが自分でもそれはいくらなんでも貧乏人のひがみだと思う。一生豪勢に暮らせるぐらいの金があったらとりあえず高い酒飲んで高いメシ食ってると思う。味は今と同様まったくわかってないと思うが。それともうまいもの食い続けてればわかるのだろうか。

安くても高くてもうまいものっていうのはあるとは思うが、うまさだけではなくて値段的な「ありがたさ」みたいなものも加味されたりするからなあ。とか言いながらウチの実家の親とかはどの店行っても辛口だったし今でもそうなんだよな。そういうのが嫌だったというのもあるのかもしれない。オレ自身もヒトの作ったものを文句を言わずに食えない子供だったしそれはとても嫌だった。

本当は今でも「まずい」と思うことはかなりあるんです。でも、我慢して食ってしまえば終わりじゃないですか。

そう言われてみると甘いものを除くと「うまい」と思うことは少ない。甘いものは予想以上に高くても買ってしまうというせいもあるのかもしれないが。考えてみるとつまらん食生活だ。

と思っていたら急にブラッセルズで飲んだヒューガルテンやロシュフォルトの味を思い出した。千駄木のフランス料理屋でシェリーの後につまんだエスカルゴ。神田のうなぎ、そばとてんぷら。神楽坂の、なんて店だったか、ちらし寿司。新橋で食った魚のからあげ。後楽園の焼肉。飯田橋お好み焼き。神保町のカレーやらタイ料理やら。披露宴で食ったフレンチ。オヤジが握った寿司。

オレもうまいもん食ったことがあったんだな。もうすっかり忘れてる。またしばらく思い出さないと思うが。