仕事と晩飯とその他

日記です。

逮捕に思う。

史輝出版の社員が逮捕されたという話で思うのは、これで健康食品やらダイエットやら関連の出版に歯止めがかかるのだろうか、ということ。B芸社的な自費出版とは違うが、多くのひも付き健康本は単なる販促グッズとして作られているに過ぎない。売れても売れなくても出版社は儲かる仕組みになっている(ことが多い)。これらの「売れなくても儲かる本」と「売れないと儲からない本」が同じ場所で勝負するのはどうだろうか。ひも付き出版自体をどうこういう気はないが、抑制が図られることで全体の均衡が取れるのではないかという期待はある。

言論や表現の自由と絡めた擁護はありうるとしても少ないのではないか。それはつまり、こうした出版の形態に関してある程度の疑問なり危機感なりをを感じていた人間が自分を含めいるわけで、そうした人々からしてみると「やっぱり」という気持ちがぬぐえないからだろう。