仕事と晩飯とその他

日記です。

本を売るためのツールとしてのインターネット。

先週、妻とケンカして放り出してしまったアコーディオンに再挑戦。娘と3人で『人生のメリーゴランド(ハウルの動く城)』を。発表会はいよいよ来週だというのに、合わせるのはこれが最後。とりあえず、いまのところは、あまり上手くいっていない。大丈夫なんだろうか。

土曜日は久しぶりにダイソーへ。100円本を買ってみる。まだ読んでいないが。

『アマゾンの秘密』(ダイヤモンド社)、あっという間に読み終えた。感想でしかないが、こうした大きいプロジェクト的な仕事に羨ましさを感じる反面、違和感もかなりある。インターネットを使ったビジネスについて書かれた本であって、「巨大オンライン書店」について書かれたものではない、という感じ。多分商材が日用品でも同じなんだろうと思う。

アマゾンでも何でも良いが、自分にとってはネットも書店も取次も、「本を売る」という目的の前に等価なんだな、ということを読後に強く感じた。インターネットとかも、本を売るためのツールとしての関心が先に立つ。テレビとかラジオとかは今のところ縁が無いが、もし何かでつながったとしても「本を売るためのツール」以上のものとしては考えられないような気がする。ネットで新しいビジネスを起こして、とか、どうでも良いんだよね、多分。資格ビジネスとかも興味あるけど、あくまでそれも教材としての本を売るための仕掛けとしての興味でしかない。実際に自社のサイトでやってる云々も、それで儲けようなんて気はさらさらなくて、それをきっかけにして本が売れてくれたらそれで良い、としか思っていない。

アマゾンとかは自分の考えの真逆だと思う。インターネットという仕組みで売るために最も向いている商材としての本、という発想。ジェフ・ベゾスはそう考えて本を最初に選んだ、という話は何度か聞いたり読んだりした気がする。別にだからといってアマゾンを否定しているわけではないし、もっと売ってもらいたいと思ってはいるが、それ以上の思い入れは無い。

オンライン書店って、本屋だと思うんですよ。仕組みはそのうち当たり前になってしまうわけで、そこから先に何があるかはまだ見えない気がする。今は仕組みで勝負できるけどね。

面白いような悔しいような気になったのはXMLや出版社の在庫管理システムと連動したEDIの話など。黒船(アマゾン)にやられる前に自分たちでやろうぜ、書誌&在庫情報DBの業界標準