仕事と晩飯とその他

日記です。

底上げ

伝票打ちしかしていなかった人間が広告版下を作り、書店営業で採用したアルバイトが英語や中国語の音声編集を行ない、40過ぎの経理担当者がPowerPointで書店向けFAXを用意し、数年前まで延勘という言葉すら知らなかった営業が個店毎の売上に応じたオリジナルの注文書をチェーンの本部に送り、やはり40過ぎのおっさんとスケジュール管理にグループウェアを導入しようかどうか相談したりする。

底上げはされてると思いますよ、本当に。書店営業も取次営業もキチンとやったうえでプラスアルファが可能になってるわけだし。で、新刊点数が少ない割には売上も落ち着いているし、会社としても仕事の内容としても悪い状態ではない。が、それでも何か物足りない気がするのは、多分、自分の中の深いところで何かが燻っているんだと思う。それは個人の問題だったりするわけで、そうそう簡単には解決しない、はず。なのでとりあえず気にしないで先に進むことに。いつものペースを取り戻そう。

久しぶりの広告代理店。ベンチャーに憧れるのは分かるけど、ベンチャーは社長とその取り巻きのためのモノであって、末端はマニュアルでコントロールされた役人みたいな奴ばっかじゃん。ってオレは思うんだが。

某メーカー。あまりにタイトなスケジュールは説得。違う手を考えて乗り切ることに。

続いて別の代理店。資料あるなら最後じゃなくて先に渡してください。

続いて別のメーカー。なんかね、メーカーもベンチャーも金の感覚が違い過ぎ。電子出版について言えば「金は一銭も払いたくない」んですが。で、「人的コストの事を考えるとアウトソーシングの方が」って言うけど、社内でやれば少なくとも支払いは発生しないんですよ。第一、零細出版社の人間がそんなに高給をもらってるわけないじゃないですか。だからなるべく社内でやりたいのに、どうして金を取ろうとするんでしょうか。もう次は結構です。とてもよい勉強をさせて頂いたことには感謝しておりますが、二度と一緒に仕事しないと思います。ってそれはお互いさまか。