仕事と晩飯とその他

日記です。

また一年が始まった。

元旦に妻の実家で泊まったら風邪をひいた。けっこう熱出てるかも。

年末年始のテレビ、つまらんなあ。千葉テレビでやってた『菊次郎の夏』と東京メトロポリタンテレビでやってた『キッズ・リターン』をザッピング(ってこの言い方がもう古いか)。『菊次郎の夏』は途中で飽きたんで結局最後まで見られず。『キッズ・リターン』は最後のセリフのためだけに作られた物語って感じだった。オレが悪いのかな。

年末に記録し忘れていたメモ。

12月26日付けの日経新聞朝刊5面『けいざい心理学インタビュー1 イトーヨーカ堂 鈴木敏文会長』の中で、「消費を喚起するために必要なことは?」と聞かれて鈴木氏の回答。「理屈は簡単。新しい商品を提供し続けることだ。グループ企業のセブン−イレブン・ジャパンでは百円が相場だったおにぎりに二百円の商品を投入してヒットした。 <中略> 自社ブランド商品で一年前と同じ味の商品はない。消費者はその変化に気づかないが、それが企業努力だ」

新商品を投入し続ける努力ではなく、定番商品の質をかたくななまでに守り続けると共にそれを新たに提示することも努力だと思う。前者の努力ばかりが功を奏しているように見えているが、どうなんだろうか。結局、新商品と言いながら定番のイメージを借りて同工異曲の商品を生み出しているに過ぎないのではないだろうか。というか、「どう踊らせるか」に終始しているような気がする。

新しい商品で消費を喚起するやり方に嫉妬を感じているだけかも知れないが、疑問を感じているのは事実だ。セブン−イレブンのオリジナル商品って言ったって弁当とか飲みものじゃん。テレビでCMやってんのはそれだけじゃん(それだけなのが悪いいというのではなく、それだけで全ての消費を語ってくれるな、という思いなんだが)。

長く親しまれているものであっても、初めて出会った人間にとっては新鮮なモノ(など)のはずだ。価値の磨り減らないモノ(など)を掘り起こして提示していくという作業は何度でも繰り返されるべきもののはずだ。

もちろん、価値が磨耗してしまうようなモノ(など)や、新しいものが過去のものを大きく凌駕してしまうのモノ(など)であれば話は別だが、新しい=良い、とは一概に言えない。その辺がすっ飛んでる気がする。

ま、オレが何言ったってゴマメの歯軋り以下だけど、去年の年末にこういうことを思ったってことだけメモメモ。