大盛況

金曜日の版元ドットコムの会員総会は大盛況だった。オンライン書店も多数参加。事務局のがんばりもあって総会での説明と配布資料もかなりの力作。ＳＥＯなどについての取り組みや「読者の視点に立った」在庫情報の整備と開示の姿勢は、オンライン書店にはかなり受けたはず。次へ踏み出す一歩となったのかどうかはこの後の取り組み次第だとは思うが、とりあえずスタート台に立てたような、そんな気分だ。

自分もこの機会を生かして今まで面識の無かった各オンライン書店の担当者と名刺交換など。近日中の新刊の事前予約の件や諸事情でうまく引っかからない書誌マスタの件などなど。ま、ここから始めてじっくり取り組むか。

しかし、今回誘ったのに来なかったオンライン書店もいくつかあったのは残念。しかもリアル書店が運営するオンライン書店がほぼ来なかった。データベースや情報交換などのネットを利用した取り組みではなく、リアル書店の店頭での売行を評価されたのだとするとちょっと残念ではある。確かに、そこでの数字について言えば無視できるぐらいの数字だとは思う。リアル書店のほうが売行の少ない零細版元に冷たく、新興のオンライン書店の方がそこ（零細版元）に着目しているというのも皮肉な話だ。「売筋」の商品を大量に仕入れ、大量に返品するというやりかたは一部取次の新刊配本に対する考え方と呼応していると思っている。で、そのやり方で突き進んでいるというのに返品率は改善されていないという現状はどういうことなんだろうか。

火・水は大阪出張。というかしゃぶ会。明日会社でHPの作業。もうだいぶ用意できたけど、気に入ってもらえるんじゃろうか。ま、ぶっつけで。

関西の営業代行についても少し打ち合わせ。今後の展開等々。気持ち的には事業化をお手伝いする方向で進みたいと思ってはいるが、さて、どうなるんでしょうか。

データのダウンロード販売の件、お金を（不必要に）かけずに、店頭でのかなりの効果（実売もそうだがシリーズとしての露出＝社名の露出）の見込める販促を思いついた。「こりゃいける！」と思うんだけど、この前のサンプルCDの件もあるし、もう少し練る必要あり。今回ばかりはプロ（広告代理）の力を借りたい気もするが、そうすると金かかるしねえ。どうしたもんか。

会員総会の会場でS流社のTさんに「この前の新聞広告、格好良かったすよ」と言われた。うう、ありがとう。