仕事と晩飯とその他

日記です。

不完全な媒体

電子辞書の件で某大手メーカーの開発担当者と。XMDF(というかXML)は、やっぱり可能性が高いなあ。ま、でもいつもの通り、「紙の本(学習教材)は紙に向いたレイアウトなどのノウハウの塊であり、そのまま電子化しても本来のノウハウが失われてしまう場合が多い。だからこそ、最初から紙媒体を前提としないモノを作ったほうが良い(特に学習教材の場合)」という結論に落ち着く。とは言っても、情報として意味のある部分を他のコンテンツの付加価値として活用する、という使い方には興味を示していた。

他の場所でも何回か言っているが、電子書籍の可能性は電子書籍だけで完結しない「不完全性」もしくは他のメディアとの「補完性」ではないかと思っている。インターネットが実は紙媒体(雑誌)や電波(テレビ・ラジオ)などと保管しあったときに大きな効果を発揮するのと同様、電子書籍も他のメディア(何も紙に限った話ではない)と保管しあうものであれば上手くいく可能性は高いのではないか、そういうほかのメディアとのリンク(ハイパーリンクを含む)こそ、電子書籍の最大の特徴となりうるのではないか。

などと偉そうに考えてはいるが、現実にはなかなか動けず。

でも、今日も別の会社とその件で打ち合わせ。

CDのPOD(Press on Demand)についても着実に準備は進んでいる。目標は夏ごろだが……。