仕事と晩飯とその他

日記です。

負け続ける体力

知り合いの書店員から図書館向けに営業をしてもノレンに腕押しでほとほとまいった、というメールをもらった。

地方の中小のお店は外商的な部分に力を入れざるを得ない状況に追い込まれている。しかもそれは多くの場合、非常に困難だ。

読んで(見て)いないのであれだが、しばらく前に話題になった安藤忠雄の本で<A href=http://www.utp.or.jp/booksearch/cgi/jump.cgi?id=063804>「連戦連敗」</A>というのがあった。安藤忠雄がコンペで負けた作品集だったかと思う(調べたら東大での講義集だそうだ。想像してるのとちょっと内容が違うのかも知れない)。

負け続けていくというのは体力がいる。凡人であれば負けるのが嫌で勝負の場から退場してしまうからだ。退場の仕方は人それぞれだが、もっともはっきりとした退場は自殺だろう。もう負けることもなければ勝つことも無い。

勝ち続けている、と言う人の多くは勝っているのではなく、「勝った」と主張しているに過ぎないように思える。つまり自分に都合の良いように解釈し続けることが出来る人にとって、「負け」はあり得ない。

だからこそ、多分、負け続けられるということは、格好良い。