仕事と晩飯とその他

日記です。

インプリント、ARC、galleys、読書会

<A href=http://skc.index.ne.jp/seminar/20021204.html>金平先生のセミナー</A>に行ってきた。

以前、タトル商会の賀川さんが書いた記事で読んだときから気になっていた「インプリント」の件について、資料などももらってちょっとは見えてきた気がする。

インプリントというのは、アメリカの出版社の編集制作を専門とする子会社のようなものだ、と説明されているが、金平先生も「うまく説明できない」そうだ。私は、レコード会社で言うところの「レーベル」のようなモノをイメージしている。エイベックスでも色んなレーベルがあり、レーベルごとにアーチストや楽曲の傾向が違う。それと同様に、出版社としてはグループを形成してはいるが、会社ごとに出版物の性格や傾向が違う、といった感じ。一時期の角川書店がそういう形を目指しているのか思っていたが、そうでもなかったようだ。

アメリカではインプリントがどんどん出来ているらしい。新雑誌の立ち上げなどは今までの社名で出すのではなく、新会社=インプリントを立ち上げて行っているらしい。いわゆる分社化とも近いのかもしれない。

ARCというのは「Advance Reader Copie」(スペルは?)の略で、要は発売前に製本までした限りなく製品に近い見本のことなんだそうだ。そういうものを書店やモニター的な読者に配り、最終製品に反映させたり事前に注文を集めたり、ということをしているのは聞いていたが、現物は初めて見た。ちなみにソフトバンクが今、ARCを使ってamazonでマイケル・J・フォックスの自伝本の事前注文を集めまくっている。

galleysってのは「ゲラ」のことですか。「ゲラ」ってそのままだったのか。

著者がサイン会を行ったり朗読会を行ったりで書店を営業に回るという話は以前から有名だが、最近の流行は主婦と子供の「読書会」らしい。地域で集まって感想なんかを話し合う。ネットとは違うリアルでのコミュニティの形成って事か。でも、開催の連絡なんかネットを活用していそうだけど。

そういえば少年ジャンプ米国版の現物も見せてもらった。全然違和感ないじゃん。増刷もしたらしい。いけそうじゃん、ジャンプ。てか日本のマンガ。MANGAの関連資料も色々見せてもらいました。でも、『バナナフィッシュ』がいけるのはすんなり理解できるけど、喜国雅彦の『傷だらけの天使たち』は日本人以外に受けるんだろうか。次は『魁!クロマティ高校』だな。