仕事と晩飯とその他

日記です。

本屋をLANのホットスポットやすれ違いスポットに。

「光和コンピューター、電子書籍市場参入を示唆、書店でダウンロード販売
http://www.asahi.com/digital/bcnnews/BCN201002150011.html

このニュースの評判があまりよろしくない。店頭だけに場所を絞って電子書籍を販売するのは不便じゃん、というのが不評の理由のようだ。それは確かにその通りだ。

が、店頭だけに場所を絞って無線で何かやるのはありじゃないかな。具体的には、電子書籍そのものはどこかで買って、追加シナリオとか書き下ろしで追加の短編・解説とかオリジナルおまけ画像とかをイベント的に書店での接続に限ってもらえる、みたいな感じ。ポケモンの店頭での配布イベントやマクドナルドのDS通信サービスをイメージしてみるとわかりやすい。もちろんWi-Fiブルートゥースでの接続を前提にしている。
そのうえで、秋葉原で盛り上がった「ルイーダの酒場」的なすれ違い通信の場として提供するのもあり。

整理する。

1.本屋を無線LANWiFi通信のホットスポットに。
2.店頭の在庫を減らしてできた空きスペースを上記のホットスポット用に提供する。
 →ヒトを集めるためにはアクセスポイントだけではなく椅子とテーブルが必要なのは「マックでDS」を見て思った。「ルイーダの酒場」は例外。但し、人が集まれば自然とすれ違い通信は始まる。
 →店内だと、例えば子ども達が棚の攻略本を勝手に持ってきて居座ったりという問題がある。場の見せ方作り方が重要。
 →電源の提供をどうするかという問題も。ノートPCなど持ち込んで仕事をしだす社会人が現われだしたらしめたものか。

上記1.2.だけでも「お客さんを本屋に連れ戻す」ためにはかなり有効ではないかと思うが、せっかくなのでもう少し。

3.自動販売機でも設置して飲み物など販売(僅かでも副収入が発生)。
 →ミスドなど併設の店舗の場合、このあたりは有利か。但し、こづかい使いたくない子どもはミスドに入らないかも。
4.書店でもらえる追加シナリオ(もしくはおまけのデータ)の提供。
 →ラノベ系(オリジナル画像・ボイスなど)、自己啓発系(著者によるメッセージ動画など)、実用系(追加データ・最新情報など)、文学系(書き下ろしの解説・自著を語る、とか)。

店頭での配信をイベント的なおまけに絞れば、書店にも出版社にもメリットはある。

上記を取次とシステム会社によるパッケージとして売れないだろうか(もちろん格安で)。