仕事と晩飯とその他

日記です。

実務の話が面白いのはまじめにやってるからか。

先日の勉強会では取次と大手優位の取引条件に意見をぶつけ続けている流対協の幹事社でもあるS社のTさん、取次を通さない直取引で有名なT社のKさんとご一緒させていただいた。ウチも扱いが特殊で取次の部署によっては存在もしていないに近い扱いだったりというなんとも不利な条件の社だったりする。
いつものことだがTさんもKさんもまめだ。特にKさんの事務処理能力の高さには毎回感服する。真似しようとしてもあの緻密さとまめさは真似できないだろうな。みんな言うのは簡単だからいくらでも好きなこと言うけど、一人であれはできないと思うなあ。やっぱ一人であれはすごい。
零細だからということもあるが、自分たちの力でなんとかしないとどうにもならないという認識は根底に共通してある。取次におまかせでなんとかなると思っているのはそこそこ以上の規模で通常の取引形態に則ってやっているところか本作る以外のことやりたくない(もしくは頭数的にできない)社かどっちかなんじゃないかな。
自分たちでなんとかしようという点が共通していると、結果として実務の話で重なっている部分も生まれてくるし工夫の部分ではわかっていてあえて外してくる点もある。大きな話も必要だが、実務の中にこそ各社の特徴も仕事そのものの面白さもあるような気がしてならない。少なくともあの二人の話はとても当たり前でありながらとても面白かった。
そして決してまとめではないが結果的にまとめのようになった元書店店長のIさんの話に三人ともうまくつながったと思う。具体的な実務に的を絞って簡潔にまとまったよい勉強会であったと思う。