仕事と晩飯とその他

日記です。

(無理が)あると思います

 いわゆる仲間取引には、正直に言って無理があると思います。自分の経験で恐縮ですが、大型書店の客注担当やってる時分、仲間帳合は裏技の類でしかありませんでした。客注担当で裏技ということは棚の担当者にとってはもうほとんど禁じ手ですよね。トラブル(特に返品の問題)を考えると、使ってはいけない方法であるとの認識に近かったのではないかと思います。
 某取次では「取引していない出版社は存在してないのと一緒」と伺いましたが、それは正直な本音であろうと思います。書店でもそうです。ほとんどの出版社は客注の時だけひっかかる面倒くさい存在です。
 ひどい、という方もいらっしゃるかと思いますが、出版社が付き合いのない書店の存在を無視しまくっていることに比べたら取次も書店もまだ真摯な対応であろうと自分はそう思います。出版社にとって取引の無い小取次は「存在していない」し、注文の来ない書店は「相手にしていない」じゃないですか。そっちのほうがよっぽど非道いんですが、そんなこと言っても届かないんだよな。

もうなんつうかなあ、前提として全然違うところを見ているような気はずっと前からしているんですが、けっこう根が深いってことに最近思い悩んでおります。そして底の浅いライフハック的などうこうにはもううんざりしております。与太話だと宣言できるほどタフでも無いのでますます心が痛んでおります。