仕事と晩飯とその他

日記です。

珍しいこともあるもので

ふと魔がさして「行列のできるラーメン屋」に並んでみた。並んでみたのはいいがなぜか列が全然進まない。既に20分程度並んでいた。もういいやと思って帰ろうとしたら店内から兄ちゃんが出てきてオレの二人後ろのヒトに「こちらで終わりなんで」と話しかけてる。諦めた。しょうがない、食うよ。それからさらに20分、昼休みずらして取ってるけどさ、いつもは長くて30分、短いと10分ぐらいでサクッと食って帰るようにしてんだよね。よっぽど店内に椅子が少ないのか、それとも他の事情で食うのに時間がかかるのか。悪い予感がつのる。ようやく店内。自動販売機なのか。どれ頼めばいいの? 出す直前になんか暗号言ってるよ。わかんねえ。しょうがないから前のヒトと同じこと言うか。あれ、なんて言ってんのかわかんねえ。しまったなあ。

しかも、あれは……。

カウンターの客に出されてるラーメン見て食うのに時間がかかる理由がわかった。うわ、でもこのパターンは苦手なような……。

やっと座って麺を待つ。なんとなく適当に他の皆さんと同じつもりで言ってみたら思ったのとは違う反応だったが特に問題もなく出てきた。

太いよ……。

しかも油がハンパねえ……。

食いにくい……。

二口ぐらいでウッと来てしまったのはオレがもう若者じゃないってことの証明なんだろうと。「いや、まだまだオレだって」と頑張ってみるが……、

ダメだった。

正直、途中でかなりやばかった。吐きそうなんだ、マ・ジ・で。

隣の大学生風の若者がスープごっそり入った状態で「ごっそさん」と言ってどんぶりをカウンターに乗せたのを見て納得。そうか、ここはスープ飲まなくていいのね。そういう店なんだ。

それからもうほんの少しだけは頑張った。けど、麺もスープも豚肉も、またこの豚肉の脂身がすごくてさあ、たっぷり残したままさりげなく「ごちそうさま」って言ってカウンターに置いてきた。とりあえず逆流しそうなんで急いで近くの公園まで向かったけど店の外に出て新鮮な空気吸ったら落ち着いたよ。いや、なんとか落ち着かせた。

うん、オレはダメだった。なんかこういうの久しぶりだな。多分二度と行かないと思うけど色々と考えさせられた。40過ぎて並んでラーメンなんか食うもんじゃないな。猛烈に反省。

うーん、それでも会社の近所のとんこつラーメンは年齢層も幅広いし食いやすいんだよね。年寄りにやさしい飲食店。いいわ。