仕事と晩飯とその他

日記です。

ニーズとは別の話

皆さんにはあるだろうか、特に読みたい本でもなかったのだが、ちょっとのつもりで読み始めたらどんどん進んでしまって気がついたら最後まで読んでしまったという経験。面白かったかどうかと言われるとそれも微妙だったりするのだが。

私はあります。

ニーズを基に本を作るとかマーケティングとかにずっと疑問は感じている。何か他にあるんじゃないか。

重要な要素としての「読みやすさ」には自覚的になってきたが、では「読みやすさ」とは具体的にどういうことなのか。先日の<a href="http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=173280&log=20071210">「読者に恥をかかせない」</a>という言葉でだいぶまとまってきた。

単にひらがながとか余白がとかそういう問題ではない。扱ってるテーマが身近で理解しやすいかどうかも実はさほど重要ではない。難しいテーマを扱いながらも読みやすい本というのは存在する。

また混乱しそうだが、ここでの「読みやすさ」は「余計な引っ掛かりが無くどんどん先に読み進められる」という意味合いで考えている。もちろん「理解しやすい」という意味での読みやすさもあるとは思うが、部分的に理解しやすくても最後まで読み進めにくい本は「読みやすい」とは思わない人が多いと思う。

いや、一概にそうも言えないか、レシピ本なんかまさに部分的な読みやすさが最優先なのかも知れない。読み進める必要がない本というのは考えてみるとけっこうあるな。

横道に逸れると永遠に回りそうなのでやめよう。

自分ではなく仲間内でもないところで一般的なものとして開陳されるという前提に立った上での「読みやすさ」。

言うのは簡単だけどやっぱり難しいなあ。ジャンルによっては絶望的に難しい。わかることから解決していくしかないんだろうなあ。厳しい。