水がお湯に変わる瞬間

『じみへん』1巻に、追い炊きできる風呂で水風呂の状態から漬かってお湯に変わる瞬間を、というのがあった。

あんな感じ。

先日、新しいMP3プレーヤーを購入。iPod欲しかったのに別の格安のを選んでしまうあたり、相変わらず貧乏人根性は抜けていない。操作性はイマイチ。録音機能だけの問題で選んだが、その録音も実際には音悪くてほとんど使い物にならんし。とは言っても普通に聞く分には困らないし、USB接続なのでファイルのやりとりなどは簡単。

で、それに<a href="http://www.eslpod.com/website/index.php">ESL POD</a>の古いのを突っ込んだ。移動中、自転車と歩きの時はほとんど聞いている。プレーヤーにレジューム機能がないので聞き直す時はどうしても最初からになってしまうのだが、そのおかげで同じところを何度も聞くことになる。

どうやらこれがリスニングに効果的だったようだ。

単語や熟語を地道に増やすのと平行して文法、特に基本的な5文型のあたりと関係詞や接続詞などそれと節や句のあたりをざっくりと復習した。相変わらず長い文章は苦手だし、例え短くても例外的な構文や句動詞などはひっかかる。語彙力もまだまだ全然足りていない。それでも依然と比べると読むほうはだいぶ楽になってきた。分からないポイントが分かるようになってきたということは分かるようになるまでの道筋が見えてきたということだろう。

次の課題のリスニング、これも少しだけ単語が判別できて大意が掴めるようになって来たせいで全然聞こえていないことが改めて分かってきた。とにかくさっぱりダメだ。これを何とかせねばと思っていたのだが、多くの方が言うように「自分のレベルにあった難し過ぎない教材を繰り返し聞くこと」の効能を今、はっきりと感じている。

<a href="http://www.eslpod.com/website/index.php">ESL POD</a>の初期の内容は今の自分にちょうどぐらいだったようだ。適度に「音としては聞き取れるけど正確な意味がよく分からない」単語や表現がちりばめられているが、それの解説を英語でしてくれるのがいい。内容も一般的だし音声もゆっくりだし。一通り聞くだけでも聞き取れる表現の幅は広がるが、繰り返し聞くことで定着も図れる。

これのおかげで、「音が言葉に変わる瞬間」が増えてきた。耳に馴染んだ曲の歌詞が急に意味を持って聞こえだす。まだまだではあるが、なんとなく希望の光が見えてきた。