仕事と晩飯とその他

日記です。

そういうことなんだろうか。

味噌作りには二日かかることを思い出したので鍋を買うのは来週にすることにした。もしかしたら我慢できずにネットで買うかもしれないが。

ネットの使い方に色々と思い惑う今日この頃ではあるが、大き目の広告や力を入れたい新刊の後にはネット上での評判を確認するためにGoogleやYahoo検索だけでなくテクノラティなどで自社や自社商品を検索することもある。アマゾンや2ちゃんねるの関連スレッドなどもなるべく目を通すようにしている。そんなに気にするなよ、とは思うが、社内からも「あれを見たか」とか言われるんでね。まあ、仕事の一部かな。会社じゃ見ないけどね。

昨日、テクノラティでふらふらと関連のキーワードを検索していたら、某所で先日出した広告のキャッチコピーについて書かれたエントリを見つけた。書いてる方はかなり関心を持ってくれたようで、キャッチだけでなくボディの部分についても傍線付きで注釈が加えてある。思い切った差別化を図ってるという意味でかなりの好評価。しかも、関連で紹介している本が『マーケティングは他社の強みを捨てることから始まる―いつも失敗するのは「差別化したつもり」だった』ってのでね。まあ、正直ベタぼめなわけよ。

差別化って意味ではこっちの狙いがストレートに伝わってるし、キャッチで目を引いてってのも思っていた通りのはまり方で嬉しい。そういう意味では広告は見た目云々だけではないんだよな。

と、そこまではいいのだが、最後に「でもこのジャンルだったら自分の一番のお奨めはこの本です」ということで競合他社の本が薦められている。

……。

広告はね、以前、会社で賞取った時も、選考委員からは確信を持ってやってる点についてデザイン面も含めてベタ褒めだった。まったくその通りの方向性をめざしていたわけで、そりゃ嬉しかったですよ。

でもさあ、その広告の対象の本、売れなかったんだよね。

オレ自身は出版営業の限界みたいなものは常日頃から感じているわけで、だから油断してると「売上を(無理して)伸ばすための方策」ではなく「売行き(とその商品に対する購買者の関心)を邪魔しないための仕組み作り」ばかりを考えてしまう。

お金を出して広告を出す以上はどっちかと言うと無理してでも売上を伸ばすことを考えないといけないんだけどねえ……。うまくいかんねえ、ホントに。