仕事と晩飯とその他

日記です。

どうやって売るかについての発想の転換

コミックで電子書籍と紙の出版物の売上が逆転という話題。おもったより早かったか。

コミックに関しては電子書籍よりもWeb(もしくはアプリ)での展開に方向性が向かっている感じ。つくづく、「漫画やライトノベルズではない電子書籍の売り方はまだ誰も知らないのだなあ」と、そんなことを考えさせられる。漫画についても、値引きと扇情的なバナー広告以外に有効な売り方はあるのだろうか。

などと考えていたら、急に思いついたことがある。ので、社内で、電子書籍の話を改めて進めることにした。特に反対も無かった(むしろ、ようやくやる気になったか的な反応だった)ので、やってみよう。弊社がやったところで蟷螂の斧(または、ごまめの歯ぎしり)にしかならないのだが、うまく行ったら知り合いの出版社に声をかけてみてもいいかもしれない。ちなみに、今回のアイデアは、珍しく妻から「それはいいんじゃない」と誉められた。仕事の話をしてもまったく興味を持たない妻が「アリ」と思えるということは一般的に考えても「アリ」ではないかと。販売そのものは来週にでも始める予定だが、「販促」というか「売り方」というか、そういうのはすぐには効果は出て来ないだろうなあ。ただ、回り始めたらうまくいくだろう(自分でも今回のアイデアにはかなり自信がある)。課題はアイテム数かなあ。弊社では電子書籍の売上は1%なので、それを半年ぐらいで倍程度にできたら、とりあえずは成功だろう。目標が低い気もするが、まあ、その程度だろうなあ。アイテム数が増えたらもう少し伸びるとは思うけど。

SEOの話題では、個別書誌情報ページの文字数が少ないと検索に有利ではないとの治験を得たので「著者略歴」で文字数を稼ぐことにした。これも割りと良いのではないかなあ。今のところ効果は確認できていない。

送料の話、間違いなく影響出てくるはずだけど、どのタイミングでどういう形になるか。なかなか悩ましい。しかし、取次に関しては「納品を減らすことで返品を減らし結果として物流の総量を減らすことで物流のコストを減らす」余地はまだあると思うなあ。経済重量というか出版社への返品輸送の回数を減らすというのもやってるみたいだけど、そのあたりもまだ余地がありそう。現地故紙化も、もうちょっと推進してもいいんじゃないかなあ。そのうえで、返品運賃の値上げはあるだろうな。そうしないと「出版社が無理に押し込んでの返品」を減らせないから。