心がしく―ッとなる映画
予備知識まったくなしで見た『ガタカ』は、心に残るいい映画だった。確認していないが、猛烈にイギリスっぽい映画だったので多分そうなんだろう。主役のイーサン・ホークは、きれいなベン・スティラーみたいな感じでとても良かった。ジュード・ロウは文句の付けようがない。ユマ・サーマンは苦手だがしょうがない。多分、忘れた頃に、また見る。
『クラウド・アトラス』は、ペ・ドゥナとハル・ベリーが有無をも云わせぬほど素晴らしかった。あと、音楽家の若僧が良かった。ただ、トム・ハンクスは何に出てもどうメイクしてもトム・ハンクスなのはどうしたものだろうか。ヒューゴ・ウィーヴィングもだ。それと比べるとヒュー・グラントは悪くなかった。でも、もう一度は見ないかもなあ。いや、やっぱり忘れた頃にもう一回見るかなあ。
その後に見た『ノーカントリー』は、1ミリも救いがなくて、最高にグッと来た。もう、とにかく絶望しかない。こんなにむき出しの暴力に満たされた映画はなかなかない。何度も見たい。主役の悪いおっさんは素晴らしいが、トミー・リー・ジョーンズも良かった。見直した。
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