仕事と晩飯とその他

日記です。

選ぶということ

「我が社の一冊 2016」についてIさんに送ったメールから

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本の紹介の切り口は無限にあると思っています。
インターネットに限らず「興味を持っている読者にそのジャンルをオススメする」手法は多々あります。ITの影響で「リコメンド」的な機能は、正直うんざりするぐらい多様になっています。
ですが、「現時点ではそれほど興味がなかったけど、たまたま見かけて気になり始めた」といった「関心外」の読者に対して出会いを届けるのは大変です。偶然の出会いの場を作るためには、案外、読者とも小売とも違う切り口は有効かもしれません。そう思ってやってます。
お気づきの通り、トップページの表示はランダムです。アクセスする度に違う出会いがあると面白いのではないかと思います。
それと、ページの表示速度を犠牲にしてでも表紙をなるべく大きく出しているのには理由があります。表紙は出版社であればどこもとても力を入れていると思います。ですが、ネット上の表示はどれも小さすぎる。「押したら拡大するよ」ではなく、大きいまま目に飛び込んでくるインパクトこそが重要です。なので、なるべく大きく出しています。ただし、スマホ用の画面では逆に「このページには下にスクロールすると本が沢山あるよ」というのを示すために小さめにして横に並べています。