仕事と晩飯とその他

日記です。

業界の先達に苦手な仕事の具体的な手順等を教わる

センター長のKさんにアメリカでの著者による書店イベントの実際を昼飯を食いながら教わる。なるほどなあ。そのあたり、自分は苦手なのでどうにも食指が動かなかったが、具体的な話を聞くと、それならなんとか自分にもできそうだと思えてきた。その前に著者プロフィールの話も出たのだが、出身や在住という「ローカル」の部分に注目し、そこでの強みを最大限に生かすという発想は勉強になった。

自分のところは一部の著者を除くと著者の名前で売れるということがあまり期待できないジャンルなのだが、著者の地元というアプローチであれば充分に可能だ。イベントの際には開催場所と集客に頭を悩ますわけだが、それについても「なるほど」という話を伺った。これは使える。

著者による販売促進というと、特に書店営業については、ネガティブな意見も少なくない。が、それもやり方なんだなあ、と思いを新たにした。折りしも他社で「地元の作家」的な盛り上がりを目にした。あれもまさにだなあ。

長いこと書籍のPOS等を見ているが、弊社のようなジャンルの場合「地域特性」は、著者によるものより読者によるもののほうが圧倒的に大きい。以前の会社でもそうだった。データから端的に見えてくるのは(弊社のようなジャンルでは)著者による販促の効果は期待できないのは明らかだろう。だが、ほんのわずかのきっかけが何かにつながる可能性はある。過剰な期待は禁物だが、今ならやる価値はありそうだ。