仕事と晩飯とその他

日記です。

リアルな仕事の夢(今あるデータでも、もっと色々できるな)

二度寝してたら夢を見た。

なぜか某巨大チェーン書店の店長会に呼ばれている。
「個店単品による実売実績の差がなぜ生じるのかについて、まだ数値化されていない諸々の要件を炙り出すために店長達から色々引き出したいので手伝って欲しい」ということらしい。なぜオレにとは思うが。
司会から振られて最初にその旨を話す。
「POS実売データは結果に過ぎないと言われますが、それはまさにその通りです。ですが、その結果とは何による結果なのでしょうか? 何をしたことによってその結果が生じたのか、そもそも立地や坪数といったある程度固定化された条件によって結果が導き出されるのか。改めてそれを知るとともに、数値化されない「経験」を共有するために、是非、皆様の経験と知恵をお借りしたい」などとエラそうに言うオレ。まあ、そういうのも仕事か。
最初の店長が、店休日の点を言い出したのに驚いた。営業時間の長い店は有利だということか。しかし、小売の現場からしてみるとそれはすごく必然のある話だし、現実に休みは減り営業時間は伸びている。

ここで、「これ夢だよね?」と思いながら夢の中で驚いている俺とメタな状態に突入してしまい、夢から醒めそうになり始めてしまう。惜しい。

続く店長は、担当者には定期的に出版社と飲むよう推奨しているという話をする。出版社とのつながり=パイプの有無は重要であるという主張。

つながりそのもので数字が上がるのかとも(夢の中で)思うが、考えてみると売行き良好商品を調達するためにパイプは役に立つ。売れているアイテムをさらに伸ばすという基本中の基本の前提としてパイプはやはり重要か。

さらに次の店長を、というところで隣の席の店長に飲み物(ウーロン茶?)を注ぎ足そうとされるのだが、これでなぜかコップが割れてウーロン茶がテーブル上にこぼれだしてしまう。

これって夢だからトイレに行きたいのだな、などと思っていると目が醒めそうになる。こんな機会はなかなかないのでもう少し夢をと思ったが残念、目が醒めてしまった。

結局、これからが面白そうだったのに「店休日(=営業時間)」「出版社とのパイプ(売行き商品の調達能力)」といったさほど新味の無い話だけしか聞けなかった(夢だけど)。

起きてすぐにもう少し「数値化されていない要因」を考えてみたが、立地、ジャンルの棚面積や店内レイアウト、担当者の能力といった当たり前の話しか思い浮かばない。

でも、考えてみると「棚効率」という話は書店経営では非常によく聞く話だが、出版社の営業から聞くことはあまりない。で、思い出してみると棚効率の話で置く置かないはよくある話。出版社でも坪数は簡単に分かるので「棚効率」の視点はあってもいいのかもなあ。

ここまで来て、今でも数値として使える項目が幾つか有ることに気がついた。ひとつはもちろん坪数。これは共有書店マスターを使うとほぼ分かる。自社商品の個店別坪効率とか出せるのね、今でも。共有書店マスターで「取引取次数(項目名は今考えた)」も分かる。昔から調達に熱心なお店は複数帳合当たり前だった。今、そういう視点が有効かどうかは分からないが、比較はできそうだ。立地関連の数値としては住所から「最寄り駅からの距離」が出せそうだ。立地は小売にとって重要な要素だからなあ。ある程度数値化できると面白い結果が見えるかもしれない。あとは「所属するチェーンの店舗数」とかも分かるな。バックヤードとしての「本部仕入れの有無」と「本部仕入れの強み」みたいなものが見えてくるのだろうか。んー、でも本部仕入れって言っても幅有りすぎるからなあ。でも、「チェーン店舗の多い企業の個店とチェーンではない独立系の店舗との差」みたいなものが見えてくるのだろうか。

夢がきっかけではあるが、ここまで考えてみると「今あるデータの項目だけでももうちょっと色々できるな」ということなのかなあ。先日呼び出されたのが効いているのか。久々にすごくリアルな仕事の夢を見た。