仕事と晩飯とその他

日記です。

毎回思うこと

セミナーの講師やらパネリストやらを勤めさせていただいて毎回思うこと。

自分の仕事をまっさらのところからきちんと勉強しなおしたいと思っている方は少なくないということ。その気持ちはよくわかる。日々の仕事をしっかりこなしていても、大元の原理原則を忘れてしまったり、そもそも大きな流れが見えていなかったり、新しい変化に気づけていなかったり、そういうことはよくある話だ。

自分もまったく同じだ。小手先のテクニックで乗り切ることで原理原則を後回しにしたり、目先の仕事を優先して大きな流れを無視したり、慣れたやり方を踏襲して新しい変化への対応を先延ばしにしたり、残念ながらそれは日常だ。

話す側として機会を与えられることでそれを反省する視点を再確認できる。一時的にではあっても、自分自身の仕事を客観的に見直し批判的視点を得ることができる。

正直、教えると側に回る際には常に「できる奴はやる、できない奴は教える」という言葉が頭でこだまする。オレはやる側でいたいから、といつも思う。教えることを否定するのではなく、やることにもっと積極的に関わっていきたい。離れたところから論評する評論家ではなく、自ら火中に飛び込む当事者でありたい。

けれど、教えることで得られることはある。いや、教えることでしか得られないこともある。

単に年をとったせいなのかもしれないが、最近は毎回そんなことを思う。