仕事と晩飯とその他

日記です。

オレも2017年の出版動向を適当に予測してみる(追加でふたつ)

先日、2017年の出版業界云々での予測というのを書いたけど時間がなくて8つだった。

いちおう、あとふたつ足して10にしておく。

9.物流危機が返品の流れにも影響する
雑誌の物流の話が大問題になってるけど、そろそろ書籍の納品返品も含めたすべての流れに影響が出てくるはず。そうなると、既に一部の取次が実施しているように出版社に対する返品はまとめて扱うということになる可能性が高い。月に二回とか一回とか、下手すると数ヶ月に一回といった感じで返ってくるようになる。返品には新刊供給のミスマッチの解消という側面もあるので、本来返品の物流はとにかく早いに越したことはない。これが遅くなると、足の早いアイテムの増刷に慎重な出版社はますます慎重になる。あ、いや、そういう出版社は大丈夫か。どちらかというと返品を改装してぐるぐる回してる小零細のほうが大変か。もうちょい待てば返品が返ってくるとわかっているのに目先の採用のために増刷せざるを得なくなったりという「一昔前」の状況が再現されるのだろうか。悩ましい。

ということで、もうひとつは「今年はちょっと前まで元気だった出版社で厳しくなっちゃうところ出てくるだろうなあ」という予想だったんですが、そんなの予想するまでもない話なのでその程度にしておきます。

今年も見通しはあまり明るくないけど、いい傾向も見えてきてると思うんですよ。出版社が減るのは悪いことばかりでもないです(もちろん、当事者にとっては悪いことなんだけど)。

とか、もうすぐ1月も終わるこのタイミングでそんなことを考えました。